サポート材は、3Dプリント時に宙に浮いた部分や急な角度の部分を支えるための補助構造です。プリント後に取り除く必要があります。
ヤスリの粗さは番手(#)で表され、数字が大きいほど細かくなります。段階的に細かくしていくのが基本です。
サポート材跡の除去、大きな凹凸の修正に使用します。削る力が強いため、形を整える最初の段階で使います。
表面の平滑化、積層痕の軽減に使用します。粗目で整えた後の中間仕上げに適しています。
仕上げ研磨、塗装前の下地処理に使用します。表面を滑らかにして光沢を出すことができます。
水研ぎペーパーを使用すると粉塵を抑えられ、より滑らかな仕上がりになります。
バリとは、プリント時にできる糸状の突起や、サポート除去後に残る小さな突起のことです。カッターで丁寧に除去します。
ヒートガンで表面を軽く溶かすことで、積層痕を目立たなくし、滑らかな仕上がりにできます。
電動の小型研削工具で、細かい部分の削り出しや穴あけ、研磨などに使用します。
塗装は3つの工程に分かれます。それぞれの工程を丁寧に行うことで、美しい仕上がりになります。
塗料の密着を良くし、発色を向上させる下地処理です。
色を付ける工程です。薄く重ね塗りするのがコツです。
保護と光沢を出すための透明な塗装です。
必ず換気の良い場所で作業し、マスクを着用してください。スプレー塗装は屋外が理想的です。
3Dプリント品の締結には、主に2種類のネジが使われます。用途に応じて使い分けましょう。
樹脂に直接ねじ込めるネジです。自分でネジ山を作りながら締まります。
特徴:
適した用途:
ナットや金属にネジ山が必要なネジです。インサートナットと組み合わせて使います。
特徴:
適した用途:
インサートナット(熱圧入ナット)は、熱で樹脂に埋め込んで使える真鍮製のナットです。3Dプリント品に金属のネジ穴を作ることができ、非常に相性の良い締結方法です。
インサートナットは3Dプリント品を製品レベルに仕上げる重要なパーツです。メンテナンスが必要な部分には必ず使いましょう。
ネジのサイズ表記で「M」はメートルねじの規格を示し、その後の数字は太さ(直径)を表します。
M2
小型電子機器、精密部品、ミニチュア模型など
M3
最も一般的。小〜中型の部品、電子工作、ホビー用途
M4
中型部品、やや強度が必要な箇所
M5
大型部品、構造材、高負荷がかかる部分
3Dプリントに必要な3Dデータは、主に3つの方法で入手できます。目的に応じて使い分けましょう。
3Dプリント向けのモデル掲載サイトが多数あり、無料・有料問わず膨大な数のモデルが公開されています。
最大級の無料3Dモデル共有サイト。ホビーから実用品まで幅広い。
特徴:完全無料、コミュニティ活発
Prusa Research運営の無料サイト。高品質なモデルが多い。
特徴:品質重視、コンテスト開催
無料・有料混在。デザイン性の高いモデルが豊富。
特徴:デザイナー作品、有料モデルあり
ELEGOO が運営する 3D モデル共有プラットフォーム。世界中のユーザーが STL などの3Dデータをアップロード・ダウンロードできる。
特徴:ELEGOO 製プリンター向けのプロファイルやワンクリック印刷に対応しつつ、他社プリンターでも使いやすい汎用的な3Dモデルが公開されている。
ダウンロードしたモデルは、ライセンスを確認してから使用しましょう。商用利用が禁止されている場合もあります。
自分でモデルを作成すれば、完全にオリジナルの形状を実現できます。用途に応じて2種類のソフトを使い分けます。
特徴:自由な形状作成が得意。フィギュア、キャラクター、有機的な形状に向いています。
向いている用途:
形状作成の考え方:粘土をこねるように、頂点・辺・面を操作して形を作る
特徴:正確な寸法で設計できる。機械部品、実用品、組み立て式の製品に向いています。
向いている用途:
形状作成の考え方:スケッチを描いて押し出す、回転させるなど、工学的な手法で形を作る
デザインモデルは「見た目重視」、CADモデルは「寸法・機能重視」と覚えておくと分かりやすいです。
最近はAI技術の進化により、テキストや画像から3Dモデルを自動生成できるサービスが登場しています。
AI生成は今後さらに進化が期待される分野です。現時点では補助的な使い方がおすすめです。
用途:細かいネジの締結、電子部品の取り付け
推奨サイズ:+00, +0, +1, -2.0, -3.0
磁石付きが便利、静電気対策済みを選ぶ
用途:インサートナット挿入、表面修正
推奨出力:30〜60W(温度調整機能付き)
換気必須、やけど注意
用途:ノズルの着脱、メンテナンス
種類:ソケットレンチ、専用工具
高温時の作業注意、適切な工具を使用
用途:穴の面取り、バリ取り
種類:回転式、固定式
刃の角度に注意、安全な方向に使用
用途:加工時の固定、接着時の圧着
種類:Cクランプ、バークランプ、ハンドバイス
適切な締め付け力で、材料を傷つけないよう注意
用途:造形物の定着を少しだけ良くしたいときに使える、いわゆる普通の「スティックのり」です。
文房具コーナーに売っている一般的なものでも十分使えます。ガラスベッドやスチールプレートに薄く塗ることで、モデルの食いつきが少し安定しやすくなります。
薄く均一に塗る、造形後は水で清拭
用途:もっとしっかり定着させたい場合は、3Dプリンター用の専用接着剤「Magigoo」のような製品も便利です。
ベッドに塗っておくことで、造形中はしっかり密着し、冷えると自然に剥がれやすくなるタイプのものが多いです。
専用品なので効果は高い、価格はやや高め
3DBenchyは、小さな船の形をした3Dプリンター性能テストの標準モデルです。世界中で使われています。
