HT-PLA(高耐熱PLA)

印刷温度、反り、強度、クリープ耐性、耐熱性の5項目を★1〜5で評価しています。

印刷温度

ノズル: 210-230°C

ベッド: 50-70°C

反り

評価済み

強度

曲げ強度: 65 MPa

クリープ耐性

評価済み

耐熱

耐熱温度: 90°C

特徴

  • 耐熱温度が大幅に向上(100°C以上)
  • アニーリング処理で更に強化
  • PLAの扱いやすさを維持
  • 反りが少ない
  • 高温環境での使用可能
  • 機能部品に適している

基本情報

分類:中級
ベース樹脂:高耐熱改良型ポリ乳酸
融点:160-170°C
密度:1.24 g/cm³
収縮率:0.4-0.6%
耐熱温度:100-110°C(アニーリング後)

推奨設定

項目推奨値備考
ノズル温度210-230°C通常PLAより高め
ベッド温度60-70°C密着性確保のため
ファン設定50-80%層間接着を優先
印刷速度40-60mm/s品質重視
ノズル径推奨0.4mm標準設定
後処理アニーリング推奨(80-100°C、1-2時間)

応力–ひずみ曲線(Stress–Strain)

このフィラメントの曲げ試験データはまだ登録されていません。

データが追加され次第、グラフが表示されます。

アニーリング処理

処理方法

  1. オーブンを80-100°Cに予熱する
  2. 造形物を耐熱容器に入れる
  3. 1-2時間加熱する
  4. ゆっくりと冷却する(急冷は避ける)

効果

  • • 耐熱温度が100°C以上に向上
  • • 結晶化が進み強度が向上
  • • 寸法が若干縮小(2-3%程度)

使用例

向いている造形

  • • 高温環境で使用する部品
  • • 車内で使用する造形物
  • • 食洗機対応の容器
  • • 機能部品(中負荷)
  • • 治具・工具
  • • 屋外使用の造形物

長所・短所

長所: 高耐熱、PLAの扱いやすさ、アニーリング可能
短所: 高価、アニーリング必須、寸法変化あり

注意事項

• アニーリング処理により寸法が2-3%程度縮小するため、精密部品の場合は事前にテストが必要です。

• アニーリング時の温度管理が重要です。温度が高すぎると変形する可能性があります。

• 湿気を吸収しやすいため、密閉容器での保管を推奨します。

• 通常PLAより高価ですが、耐熱性が必要な用途では非常に有用です。