Test Report

自作曲げ試験機で初回測定してみた(ISO178参考)|80Nで脱調→次回モーター強化で再挑戦

概要

自作の曲げ試験機を使って、初めての測定を行いました。ISO178参考の3点曲げ試験で、目的はサイト内での相対比較です。

今回は初回測定なので、まず動かしてデータ取りの流れを作る回です。

試験条件

項目
スパン(L) 64mm
支点径 φ10mm(丸棒/ローラー)
押し治具径 φ10mm
試験速度 2mm/min
変位計測 ステッピングモーター回転+シャフト軸から計算
試験環境 未調整(物置のような部屋)

試験片の印刷(3パターン)

使用フィラメント:ELEGOO PLA(黄色)

ELEGOO公式サイト

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ISO178を参考にした試験片寸法は 4×10×80mm(幅b=10mm、厚さd=4mm)です。

今回は積層方向の違いによる強度差を見るため、3つの印刷パターンで試験片を作成しました:

  • パターン1:長手方向に対してレイヤー方向を斜めに配置
  • パターン2:長手方向を垂直にして印刷
  • パターン3:長手方向とレイヤー方向が同一直線
3点曲げ試験片(印刷時の状態)

印刷時の状態(左:パターン3、中:パターン1、右:パターン2)

積層パターンの説明図

積層パターンの違い(パターン1 / パターン2 / パターン3)

測定してみた結果

試験を開始したところ、荷重が約80Nに達した付近でステッピングモーターに負荷がかかりましたが、外部から負荷を補助することで、最大荷重(Fmax)までデータを取得することができました。

今回はパターン1〜3を各3回測定(合計9回)しました。

実測データ(グラフ)

各パターンの測定結果をグラフで示します。

パターン1(3回重ね)

パターン2(3回重ね)

パターン3(3回重ね)

パターン別比較(代表1本ずつ)

注記:

  • • 各パターン3回ずつ測定しています
  • • 外部補助により最大荷重までデータを取得できています

今回わかったこと

初回測定でいくつか重要なことがわかりました:

  • パターン2は繰り返し差が大きい:何が影響しているか今後検証が必要です
  • パターン1と3は似た結果:今後はパターン1と2を中心に取得する予定です

なお、メーカー公表の曲げ強度が「72±5」に対して、今回の結果(1回目)が「71.8」とかなり近い値でした。 まだ検証は必要ですが、思ったより正確に測定できている可能性がありそうです。

今後の予定

今後も継続的に測定を行い、データの精度を高めていく予定です。

続報を待っててね!

— せきそう NAG ノート 管理人